1.在宅生活の継続
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【理事座長】 内田 直樹(医療法人すずらん会 たろうクリニック)
在宅医療・介護連携推進事業が自治体事業となった平成30年度において、在宅生活を継続するためのそれぞれの地域ごとの地域包括ケアシステムの構築が本格化しています。
これまでの取り組みを継続しつつ、地域づくりと地域全体の事業所間連携・多職種連携の中での役割を意識した新たな取り組みが求められています。
この交流会が各地の取り組みを共有し高め合う機会となることを願っています。
2.訪問サービス・通所サービス
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【理事座長】 菅原 由美(全国訪問ボランティアナースの会キャンナス)
介護が必要となった時、在宅生活を継続するために、「訪問サービス」、「通所サービス」はかかせないサービスです。
そのため、利用者やご家族の要望や期待も高く、ケア職の腕の見せ所、活躍できる所だと言えます。
2000年4月に介護保険制度が始まって以来、ケア職は、日々目の前の利用者の援助について努力や研鑽を重ねて来た事は間違いありません。
このカテゴリーでは、現場の実践の中から得られたもの、工夫した事、成功事例や困難事例、また課題や悩み等、まさに現場の声を報告していただきたいと思います。
語り、感じ、創造し、明日の実践へつなげましょう!全国のケア職の仲間達が元気になれる場にしたいと思います。エントリーお待ちしています!
3.緩和ケアと看取り
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【理事座長】黒岩 巌志(医療法人社団萌気会 萌気園浦佐診療所)
20世紀以降、病院死率が増大し自宅死率が減少し続けていましたが、診療報酬などによる政策誘導により在宅医療が広まったことで、2009年の自宅死率12・4%以降僅かですがV字回復に転じ2018年の自宅死率は13.7%まで上昇しています。
また、2006年に創設された介護報酬上の看取り看護加算(その後さらに強化)により、近年特別養護老人ホームでの死亡が大きく伸びています。
このように病院外(診療所外)での看取りは増加傾向にありますが、まだまだ希望通りの場所で最期を迎えられない人が多数いるのが現状です。
人生の最期は、苦痛なく、穏やかに、その人らしく、本人が希望する場所で、本人が希望する人たちと、迎えたいものです。
その人の存在、その人らしさ、人間らしさを尊重した『全人的緩和ケア』が、満足いく最期を迎えるためには必須です。
がん、非がん、小児、独居高齢者、専門的医療を要す難病、どんな人にもその人の病態や状況に合わせたオーダーメイドの『全人的緩和ケア』を多職種チームが連携し提供することで、満足いく『看取り』につながります。
この交流会では、経験したオーダーメイドの『緩和ケア』、『看取り』をご紹介ください。大風呂敷にできるだけ沢山のものを詰め込んできてください。そして、大風呂敷で持ち寄ったものから参加者それぞれが必要なものを持ち帰って明日へのヒントにしてください。
この交流会が、希望の満足いく最期を叶えるための一助になることを願っています。
4.人材育成·教育
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【座長】 和田 忠志(医療法人社団実幸会 いらはら診療所)
若月俊一先生が語られた言葉に「医療技術は、君が一人で身に付けたものでなく、先人から君が与えられ、受け継ぎ、社会のために役立てるべく預かったものだという自覚を忘れてはいけません。」(本田徹医師講演より)というのがあります。
私たちは、先人が渾身の努力でつちかった知恵を引き継いで活動し、それを改良し、そして、後世の医療・福祉・介護従事者に伝え、歴史をつないでいく、駅伝のランナーのような存在だと思います。
私たちの持つ知識や技能は個人のものではなく、社会の財産として受け継がれるべきものだということです。
これは後世の後世の医療・福祉・介護のみならず、私たちの身に直接関係する課題でもあります。というのは、私たちが虚弱になり、医療や介護が必要になったとき、私たちをみてくれるのは、私たちが育てる後世の医療・福祉・介護従事者でもあるからです。
後世の医療・福祉・介護がどれほど良いものになるかは、私たちが若い方々にどれだけのものを伝えていけるかにかかっている、と言っても過言ではありません。
その意味で、私たちは可能な限り、私たちの持つ知識、技能、経験的な知恵、を後世の人々に引き継ぎたいと考えます。
とともに、先人の知恵を学び、改良し、精力的に活動する若い人たちの実践に大いに期待したいと思います。
その意味で、人材育成、教育のセッションは後世の医療・福祉・介護の未来を担うセクションであると考えます。皆様の意欲的な発表を楽しみにしています。
5.地域で支える認知症ケア
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【理事座長】 山岸 大輔(生活介護サービス株式会社)
認知症になっても安心して住み慣れた地域で暮らせるためにはどのようにすればよいでしょうか。
全ての人が当たり前のように認知症と共に生きる社会にむけ、それぞれの立場である私たちは何が出来るのか。
参加された方がひとつでも気づきがあり、それぞれの現場へ持ち帰ることが出来る何かがあるような場としたいと考えております。
認知症の諸症状は脳の病気によるものだけでなく日常生活の中にも原因があることが分かり、薬物療法やケアの技法の見直しも進んでいます。
近年ICTやAIの活用も試みられ、コロナ禍においては益々その重要度が増してきています。また、介護の現場には市民、行政、教育、民間企業など地域を巻き込んだ社会全体のネットワークも必要です。認知症ケアの最先端は、現場の実践の中にあります。
皆様の現場での取り組みをぜひご紹介ください、お待ちしております。
6.口腔ケアと栄養管理
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【理事座長】 大川 延也(大川歯科医院)
― キーワード -
「在宅で生活復帰」
「栄養改善」
「食べたら出す、便秘改善」
「お薬飲めてますか?」
「嚥下」
「口から食べることの意味」
平成から令和になり、各地でそれぞれの地域特性を生かした地域包括ケアシステムが構築されてきていることと思います。
病院から出された患者さんたちは、何らかの障害をかかえながら在宅(施設)で生活に復帰していきます。
在宅(施設)で生活していくためには、まず第一に「食べること」「栄養を摂ること」を考えていくことが現場に求められています。
それも、ただ“生きるためだけの栄養”ではなく、“元気になるための食生活”でなければなりません。
そのために医療職は、介護にたずさわる家族、多職種と協働し、同じ方向を見てリハビリ(口腔ケア)し、栄養をサポートしていくことが必要です。
現時点での地域特性を生かした地域包括ケアシステムの中、それぞれの立場から、それぞれの現場での実践から見えること、問題点を発表していただき、みんなで考えていきましょう。
元気になるために!
7.地域包括ケア
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【理事座長】 長 純一(一般社団法人あい日本吉眺会 あゆみ野クリニック)
地域包括ケアの推進には、区市町村を基盤とし、その地域の属性、多様な資源の整備状況などを踏まえ、市民の参画と協働が不可欠です。
ワンストップで分野を問わず相談支援を行うことや、サービスの提供にあたってはそれぞれの福祉分野の専門性に則りながらも支援を総合的に提供したり、ニーズの多様化や複雑化の中で多職種と連携してネットワークづくりに取り組んだり、自立支援や介護予防の実践を通して市民とともに地域づくりに取り組んだ例など全国各地で様々な取り組みが行われています。
この機会に我がまち、各分野での実践を是非発表しませんか。
より良い地域包括ケアの推進についての課題や意見を出し合い、皆様と一緒に考え、他地域の方々との交流も深められるような交流会にしたいと思います。
8.新しい試み
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【理事座長】 松永 平太(医療法人優和会 松永醫院)
「新しい試み」には「事例そのもの」ばかりでなく、そこに含まれている様々な「知恵」に気づくことにより、また新たな「試み」に繋がる可能性を持っています。
勿論、どのカテゴリーにもそれぞれそのような可能性は持っていますが、このカテゴリーの交流会において、様々な事例の発表を通じその「個々の試み」を伝えるばかりでなく、全体の発表を通じてそれぞれの「知恵」を感じ、持ち帰った皆様の地元の活動に少しでも寄与出来る・・・そんな場にしたいと思っています。
些細な内容でも大きなヒントにつながります。
失敗例は成功例よりも多くの知恵が隠されています。
「地域包括ケア」を含め多くの現実の流れの中で、いろんな「気付き」を参加された皆様型が持って帰れるような交流会にしたいと思っております。皆様の発表をお待ちしております。
9.薬の医療介護連携
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【理事座長】 萩田 均司(有限会社メディフェニックスコーポレーション)
在宅医療を必要とする患者は、その殆どが薬を服用・使用しています。
高齢者は疾病を多く抱え、多科受診するうちに薬の種類が膨らみポリファーマシー状態に陥っている事にしばしば遭遇いたします。
一方小児の在宅医療では、薬の調整が微妙で大変複雑です。
在宅訪問する薬剤師は、まずは薬の整理から始まり、剤型の工夫、一包化やカレンダー等ツールを駆使して患者や家族等に分かり易く調剤します。
しかし、最大の目標は、患者の疾病の治療とQOLの向上です。
そこで、本交流会では、薬を題材とした調剤や管理の工夫、多職種連携で実践できた様々な症例、在宅医療や介護に携わる多職種や介護にあたる家族の薬に関する困った事やさらにはポリファーマシーへの対策などを学び議論し、在宅医療がより発展するためにはどうしたら良いかを考えていきたいと思います。
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(例:平塚太郎_ひらつか診療所. docx)